ラウンドファスナーキーケースの改良 (3)

資材が届きました

ポリエステル糸とヒートペン

0.8mmのヌメ革です

制作開始

切り出し

とりあえず出来たけど・・・

制作に熱中して、途中の写真撮り忘れていました。

完成したのはこちら。

ポリエステル糸、縫いやすくて仕上がりも奇麗です。
写真のとおり、思い描いていた通りに出来ました。

が、カードや鍵を入れてみると前作よりもさらにパツンパツンになってしまいました。

まぁ、パツンパツンになることは作っている途中でわかってはいましたが、作り始めたものは失敗作でも最後まで完成させることをもっとうにしているので、完成させました。
ただ、表にロロマを使う予定でしたが、もったいないので普通の1.5mmのヌメ革にしました。

敗因

前作は幅18mmだったので今回は20mmにしました。
内部の革の厚さも1mmから0.8mmにしました。
これでしっかり漉きを入れれば前回よりは余裕が出ると思っていました。

しかし、裏地の厚さが0.4mmで、ヘリの折り返しの厚みとヘリを縫った糸の厚みが加わり、さらに蓋の分だけ重なる枚数が増えたことで、思った以上に厚みが増してしまいました。

そもそも裏地を貼ろうと思ったのは、小銭入れの部分をファスナーから蓋付きに変更したことで床面の露出が増えたのを隠そうと思ったからですが、このファスナー付き構造を残したまま蓋付きに変更したことが最大の失敗でした。

ファスナー付き小銭入れは左右から飛び出した革がケースの中央で合わさるような構造になっているので、小銭入れの中は床面が合わさっていることになります。
この構造をそのままでファスナーを取り払い蓋付きにしたので、床面が露出していましました。
さらにこの構造では、小銭入れがケースの中央に位置し、これに蓋が被さってキーケース側を圧迫する形になってしましました。

再設計

今回の敗因を踏まえて設計をやり直しました。

主な変更点は以下です

  • 左のキーケースと右のカード・小銭・札入れの分離
  • 幅を25mmに拡大
  • 裏地・ヘリの折り返しはやめた
  • 目打ちの幅を4mmから3mmに変更
    これは感覚的なものですが、縫い目がもう少し詰まっているほうが良いかなと

幅の25㎜はやりすぎかなと悩んだのですが、パツンパツンのケースの一番膨れている個所を測ったらちょうど25mmでした。見た目にこのサイズ問題なさそうなので25mmにしました。

モックアップ

再設計したデータで作ったモックアップです

次回

材料はそろっているので、治具のデータを作成し、型紙を作って作成にとりかかろうと思います。

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