カードやお金が入るキーケースを作成 (8.組み立て)

カードケースの組み立て

コバ磨き

まずはコバ磨きです。
ベースになる革に周辺と、カードケースの口を磨きます。

捻引き

カードケースの口に捻引きします。
アルコールランプで玉捻を熱して線を引きます。

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あまり上手く引けませんでした。
このカーブは難しいので、次回からはカーブの形を変えようと思います。

ヘリ漉き

重なる部分の厚みを抑えるためにヘリ漉きをします。
ヘリ漉きには革包丁の丸刃を使っています。
通常の真っ直ぐな刃だと一所懸命漉いていると思わぬ所に角が突き刺さり、穴が開いたりするので丸刃にしています。

菱目打ち

僕はこの段階で菱目打ちします。
パーツを張り合わせてから菱目打ちをするという方法もありますが、僕はすべてのパーツに菱目打ちをしてから組み立てています。

表裏の革を張り合わせた時、表面と裏面では菱面の角度が逆になります。
そのため、逆刃という菱目の角度が逆になっている菱目打ちを用意しています。

左右で目の角度が逆なのがわかると思います。

そして、菱目打ちのもうひとつの最強アイテム。
最近購入したのがこれです。
今まで音に気を使って夜中に作業出来ず、昼間でも遠慮ぎみにハンマー使っていましたが、これさえあればいつでも大丈夫です。しかもハンマーより正確に菱目打ちができます。

貼り合わせる前に全ての菱目打ちをするために、正確に菱目を開ける必要があります。
ので、ガイド用型紙を作って、それを被せて菱目打ちをしています。

貼り合わせ

サイビノールで貼り合わせていきます。
貼り合わせる部分をヤスリで荒らしてから貼り、ペンチ等でしっかり押さえます。

上段のカードケースの下部は隠れるので、今のうちに縫っておきます。

下段を貼ったらカードケースは完成です。
周辺は他の部品と一緒に縫うので、このままにしておきます。

キーホルダー組み立て

手順はカードケースとほぼ一緒で、コバを磨いて、ヘリを漉いて、菱目打ちをして張り付けていますので、ここらは端折ります。

キーホルダー金具の取り付け

ポンチで穴をあけます。

ナスカン・カシメをセットして、ここも必殺技ハンディプレスで締めます。

ベースになる革に張り付けて完成です。

次回

小銭入れの組み立てにはいります。

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